有機で楽しむハーブ花壇の土作り

こんにちは!
ボタニカルライフプランナー®︎の大西歩美です。

今年はハーブを庭で育ててみたいな。
そろそろ、春の植栽の準備をしようかな。
というあなたへ

今日は、私の  “ハーブの土作り” について書きます。
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タイトルにもありましたが、
ハーブをお茶でいただいたり
お料理や美容に活用するためには
安心して使用できるよう「有機栽培」
で育てることを基本にしています。

有機栽培とは
無化学農薬、無化学肥料栽培のこと。化学物質を使わず、有機物を施して育てます。

有機物を使うと、土壌中のエサを求めて
微生物やミミズなどの小動物が住み
有機物の分解を加速させたり
硬い土に穴を掘って空気の通り道を
作ってくれたりします。すると
「団粒構造」という ふかふかな土になって
根が元気になり、植物も元気に育ちます!
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良い土の条件は
①水はけ
②保水性
③通気性
④清潔
⑤微生物や小動物がいる
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化学肥料を施すと、土壌中の微生物や小動物が
住みにくくなり、化学肥料を使い続けることで
分解者が減り、土壌粒子がバラバラ(単粒構造)
のやせた土になってしまうのです。

良い条件の土は、市販の培養土を使うと便利です!
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ただ、一般的にハーブはそんなに肥料を多く必要としません。
肥料が多すぎると、香りが弱くなったり、虫がついたり、病気になりやすくなります。
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そこで、培養土の肥料分を薄めるようなイメージで 完熟牛糞 を混ぜています。

新しく花壇を作るなら
培養土③:完熟牛糞①

花壇や畑の土をメンテナンスなら
花壇・畑の土②:完熟牛糞①
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※さらに①と同量の「腐葉土」や「赤玉土」を混ぜ込むこともあります。

 

花壇の土づくり

1.硬くなった花壇の土を30㎝天地返ししてふかふかにします。
植栽してあって掘り返せないときは、苗木の根を傷めないように
周囲の硬くなった土に所々
スコップを入れて少し掘り返して空気を入れます。
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2.酸度調整のため 草木灰 をまいてすき込み、2週間おきます。
苦土石灰でも良いですが、有機を意識するなら草木灰でミネラルを補給します。
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3.土が見えなくなるくらい厚めに完熟牛糞堆肥を施し、土とよく混ぜて1週間おきます。
植栽してあって混ぜられない場合は、堆肥を株の周囲にドーナッツ状に離して施せば、混ぜなくても大丈夫です。

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毎年 早春になると、こんな感じで作業しています。
土の配合については、いろんな考え方があるので、ひとつの参考にしていただけたらと思います。
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ハーブ専用の土が売っているので、小さな花壇でしたらそれも便利です。

土作りのタイミングは、秋・冬か、春早の頃。

まさに今です。

植え付けの2週間前 には、土作りを済ませておきましょう

 

プランターの土については、また書きます。

 

 

 

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