ねもころのかたち(4)しずかに辿り着いた、これからのかたち

これまで、ねもころのかたち(1)~(3)を読んでくださり、ありがとうごございます。

この「ねもころのかたち」シリーズは、
植物のある暮らしを大切にしたい方や
季節の流れの中で、心と体を整えていきたい方と
こんな時間をゆっくり育てていけたらいいな
と思いながら綴っています。

そして今回は、4月の体験&特別回からはじまる
ねもころ暮らし「実践クラス」について
少しお話ししたいと思います。

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暮らし全体を育てる

これまで、「キッチンハーブの会」「ボタニカルスキンケアの会」、石けん・アロマ講座など
さまざまな形で、ハーブのある 暮らしの一部を
お伝えしてきました。

そのどの時間も本当に楽しくて温かいものでした。
けれど、続けていく中で
ひとつの想いが少しずつ大きくなっていきました。

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それぞれの講座は、食や美容、石けん・アロマなど
ひとつひとつの分野としては、深まっていきます。

けれど、本来はつながっているはずの
衣・食・住・健康・美容という、
暮らし全体としては、まだまだお伝えできていない。
そんな思いが、心の中にずっとありました。

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季節に寄り添いながら、
暮らし全体をやさしく整えていくことは、
私が教室をスタートした当初から
お伝えしたかったことです。

けれど、それぞれを別の講座として
並べていくことには、
時間的な難しさを感じていました。

そして、レッスンを続けていく中で、
もうひとつ感じるようになったことがありました。

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植物は、決められたカリキュラムに合わせて
育つわけではありません。
ある程度は予測できても、季節や天候、
自然の流れの中で、その時々の姿を見せてくれます。

今、ここにある植物を使って
こんなことしたいなあと思う瞬間があります。

けれどレッスンでは、あらかじめ決めた内容を
進めていくことになります。
材料が足りなければ、それを探しに行くことも
ありました。

「植物とともに暮らす」とは
 本当はもっと自由なはず。

そのときの季節や、植物や、心や体 の状態に合わて
暮らしを動かしていく方が、本当はもっと自然で
わくわくするものなのかもしれない。
そう感じるようになっていきました。

もちろん、これまで作ってきたレッスンを
楽しみにしてくださった生徒さんたちから
やりがいや喜びを感じる言葉をいただいてきた
からこそ、これまで続けてこられたのだと思っています。

けれど、植物とともに暮らすことを
もっと自然に
日々の暮らしの中に根づかせていくには、
もう少し違う形でお伝えしていくことも
できるのではないか。

そんなことを
少しずつ考えるようになっていきました。

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そして生まれたのが、

ねもころ暮らし「実践クラス」です。

 


私の大好きなニオイスミレ。この香りがたまらなく好き。
この花が咲くと、胸がときめいて 元気をもらえます。
春の訪れをそっと教えてくれる花です。

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実践クラスは、
植物とともに、季節に寄り添いながら
「衣・食・住・健康・美容」を
暮らしの中でゆっくり育てていく時間です。

知識を学ぶというよりも、少しずつ実践しながら
暮らしを整えていく一年です。

心と体を整え、自分に還り、
小さな選択を積み重ねていく。
そんな時間を、ゆっくり育てていきます。

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一年を通して、月1回×10回
大きな季節の流れを大切にしながらも、
毎回きっちりと決まった内容をこなしていく
というよりは

そのときに育っている植物、
そのときに必要なこと、
そして、その場の空気を感じながら
できることを深めていきたいと思っています。

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一年の大まかな流れ

季節ごとの流れや、体のリズムを大切にしながら
一年のおおまかな流れは、こんな風にイメージ
しています。

【実践クラスの1年の大まか流れ】

春:芽吹きと巡りの季節
芽吹きのエネルギーとともに、体や暮らしも少しずつ目覚めていく頃。冬の間に溜まったものをゆるやかに流し、心と体の巡りを整えていきます。ハーブを植えて、植物とともに始まる新しい季節を楽しんでいきます。

夏:育ちと香りを楽しむ季節
植物がぐんぐん育ち、香りもいちばん豊かになる季節。庭や畑で育つハーブを料理や保存に活かしながら、梅雨の季節や暑さの中でも心地よく過ごす暮らしの工夫を重ねていきます。

秋:実りと蓄えの季節
自然の恵みを収穫し、次の季節へとつないでいく時期。ハーブの剪定や種まき、来年の準備もしながら、夏の疲れや 乾燥のケアで暮らしをゆっくり整えていきます。

冬:静けさと内側を育てる季節
自然の動きがゆるやかになる冬は、自分の内側を整える時間。温かい飲み物や、季節の手仕事をゆっくりと愉しんだり、心と体をいたわりながら静かに次の春を待ちます。

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季節の流れの中で、
植物も、体も、暮らしも
少しずつ姿を変えていきます。

だからこそ、実践クラスでは、
ひとつの分野だけを切り取って学ぶよりも
一年を通して季節の移ろいを感じながら

「衣食住健美」を暮らしの中にちりばめて
少しずつ重ねていく時間を
愉しみたいと思っています。


そのときの心の動きや、植物の声に
耳を傾けながら紡いでいく時間。

実は私自身も、それが いちばん自分らしく、
いちばんわくわくしながら続けていける形
なのではないかと思うようになりました。

半分はドキドキ。
でも、それもきっと楽しい。

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ねもころの畑時間

そして、
その中心にあるのが「畑」です。

畑は、ただ植物を育てる場所ではなく、
同じ時間を重ねながら
小さなつながりが生まれていく場所  です。

土に触れ、季節を感じながら
植物や仲間とともに過ごす時間は、
暮らしの学びをより深くしてくれると思います。

実践クラスの学びと連動しながら、
実際に植物を育てて、自然と触れ合います。

とはいえ、まだ昨年からこの場所を借り、
ほとんどまだ真っさらな状態です。
始まりのときなので、
これからガーデンを一緒に作っていく楽しさもまた
特別な時間になるのではないかと思っています。

月に1回の実践クラスとは別に、
月に1回ほど 畑で過ごす時間もつくっていきます。
(こちらは希望制です)

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土に触れながら、仲間と並んで作業をしたり、
お茶を飲んで、言葉を交わす。

うまくいく年もあれば、
思うように育たないこともある。

そんな時間も含めて、植物とともにある暮らしを
ゆっくり体感していけたらと思っています。

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この畑時間は、
実践クラスに参加されている方が
希望に応じて参加できる形にしています。

同じ想いで集まった仲間と、
安心して時間を重ねていくための
大切な場でもあるからです。

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一日ゆったりした時間の中で

実践クラスは、全10回(8月と1月はお休み)
月に1度、少人数で開催し、
一日ゆったりとした時間の中で行います。

午前と午後に分け、
お昼は、皆さんと一緒に過ごす時間も
大切にしたいと思っています。

基本的には、お昼はお持ちいただきますが
料理の日は作ったものを食べたり、
その日の流れの中で収穫したものを
味わうこともあるかもしれません。

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たとえば、こんな一日の流れをイメージしています。

【実践クラスの1日の流れ】

午前:学びと実践(季節のテーマと体験や実習)
昼 :昼食(休憩)
午後:対話や振り返り、植物に触れながら
   学びを深める時間

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午前は、季節のテーマをもとに
手を動かしながら学びを深めていきます。

午後は、少しペースをゆるめながら、
その日の学びを振り返ったり、
暮らしの中でどう活かしていくかを
皆さんで言葉にしていく時間。
ときには畑に出て、植物に触れたり
香りを感じたりしながら
五感を通して学びを味わうこともあります。

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知識として学ぶだけではなく、
自分の感覚や暮らしの中に
少しずつ根づいていくことを大切にしています。

そのため、少人数でゆったりとした雰囲気の中で
進めていく予定です。

ねもころに、暮らす。

植物のある暮らしは、特別なものではなく

“ 日常の延長にあるもの ”

料理も、手仕事も、
香りも、体を整えることも、
暮らしの中でゆるやかに巡っていくもの
だと思っています。

暮らしは、ひとつのことだけでは育ちません。

だからこそ、季節の流れとともに、
衣・食・住・健・美 を少しずつ重ねていく。
そんな時間にしていきたいと思っています。

でも、すべてを完璧にできなくてもいいのです
料理が得意な人もいれば、
植物を育てるのが好きな人もいる。
手仕事が好きな人もいれば、
香りに癒される時間が好きな人もいる。

それぞれの得意や好きなことを
暮らしの中にひとつずつ増やしていく。
それだけでも、暮らしは少しずつ
変わっていくものだと思っています。

その人なりの ちょうどいいかたち 
を見つけていくことも、
この時間の大切な一部だと思っています。

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無理なく、自然に、
暮らしの中に根づいていくように

 

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安心して話せること、
比べなくていい空気があること。

そんな場だからこそ、暮らしの変化も
ゆっくりと育っていくのではないかと感じています。


そんな時間を、同じ想いの方と
一年かけて育てていけたらと思っています🌿

 


ここで、まずはお知らせです。

4月16日には、滋賀県高島市の
nursery & gardener
「Green Spot DEN」の鵜野陽さんを
お迎えする予定です。

植物を見つめるそのまなざしに、
深い愛情を感じる方です。
植物目線でのハーブの育て方を教えていただける
貴重な機会になりそうです。
詳細はまた改めてお知らせしますね🌿