フルーツポマンダーの中はどうなっている?

今日はクリスマスですね!
今12/25 0時をまわり、TBS 小田和正の「クリスマスの約束」を観ながらブログを書いています。

子どもの時からずっと大好きな小田さんの透き通る歌声。
心がさらさらと洗われいく心地よさに浸っています^^

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さてさて本題に入ります。

クリスマスの飾り物として、見かけたこともあるかと思います。
写真は「フルーツポマンダー」です。

こちらは 姫りんごにクローブをさしたもので、作ってかれこれ5年くらい経つと思います。
クローブの香りが今でもしっかり漂っています。

クリスマスや新年が近づくと、ヨーロッパでは 古くから伝わる〝お守り〟として
ポマンダーを作り、部屋に飾ったり、プレゼントとして贈り合っているのだそうですよ。
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ポマンダーの由来は、中世ヨーロッパに遡ります。
不衛生な生活環境で街中が汚臭に包まれペストが大流行した時代、多くの人々が命を落としました。

当時、香りは幸福と健康に関係があり、病気は魔物と考えられていました。

汚れた悪臭漂う空気に触れると病気がうつると信じられていたので、上流階級の人々はポマンダーを首や腰に下げ、香りを纏って
病魔から身を守ったといわれています。

その当時のポマンダーは、金や銀または象牙でできた穴のあいた丸い容器に抗菌・防虫作用のある
ハーブやスパイス、乳香、アンバーグリスやムスクのような動物性の香料を入れていたそうですよ。

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そして、こちらがオレンジポマンダー。

オレンジにクローブを刺して、シナモンやオールスパイスなどのパウダーをまぶして乾燥させたものです。

こちらは10年モノで、リボンをかけてクリスマスになると毎年飾っていたのですが、

昨年うっかり落としてしまい、ぱっくりと割れてしまったのです!!!

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本当にショックです。。。

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でもね、そのおかげでポマンダーの中がどうなっているのか、はじめて知ることができたのです。

すごいでしょう!!!

まさに〝オレンジのミイラ〟です。
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オレンジの皮に刺したクローブが、中のオレンジ果汁を吸って外に蒸発させ 乾燥させるしくみです。

クローブやスパイスパウダーが防腐剤の役割をし、オレンジは腐ることなく、このように空洞化しているんですね。。

それにしてもクローブが皮を突き抜けている様子がとてもグロテスク!!

壊れてしまったのは残念でしたが、こうして皆さんにも見ていただけて良かったと思います。

しばらくポマンダーを作っていないので、来年こそはオレンジポマンダーをまた作ってみようと思います♪

 

 

 

 

 

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